どうも、ミドル転職ゴン太さんです
どの製造職場や建築現場にも安全第一や安全最優先を掲げて日々作業されています
危ないことをしていないか、手順を守りかけ声をかけて作業しているかなど傍には安全監督者が常に見守っている訳ですが
こんな経験はありませんか?
安全を意識しすぎて、作業効率が悪化していることを
確かに安全は全ての事項より最優先されることです
安全が確保されているから安心して働けるわけですが
なぜか、ケガや不安全行動が減らない事実もあったりします
上手くいっている会社もあれば、そうでない会社もあるのですが、いったいなぜそうなってしまうのか…
今回は、安全に関するお話をしていきます
守れと言われたことって、中々守れないものですよね
現場は働きやすくして安全性up
皆さんの会社は安全ですか?
現場で働く人は、安全であるからこそ安心して働けるわけですが
安全に力を入れたのに、怪我をする方がゼロにならない職場も中にはあるようです
切創しそうになったや、転倒しそうになった、転落しそうになったという声も上がる場合は不安全箇所がたくさんある証拠です
なぜ、こんなことになるのでしょうか?
結論から言うと、作業者目線での安全を確保していないということです
つまり、働きやすさの考慮が足りていないということ
例えば
ロボット可動域をフェンスで覆うことは大事ですが、人の作業効率まで考えるのも必要です
入り口をどこにつけるか、入り口は一か所でいいのか、インターロックキーは保持すればいいのか等、作業導線を意識した安全作りをしないと、止めてめんどくさくなることを嫌い隙間から手を入れたりして怪我をしてしまう場合もあるワケです
そんなバカなことがあるか…と、思われるでしょうが
それが、人間なのです
安全を考える時に全ての事項において、大切なことは働きやすさも考慮して安全を作ることがケガができない理想の会社になってくるのです
もう少し詳しくお話していきましょう
今、会社で安全について考えている方は必見ですよ
作業者が安全第一を意識していればいい?
よく安全第一を掲げる会社はたくさんありますが
安全は作業者が注意すればいいと考えるところも多いのが製造現場に多く見られます
作業者が安全第一を意識して作業する
悪いことではありませんが、物が散乱している状況や清掃されていない環境ではどうぞ怪我をしてくださいと言っているようなものです
又、作業に追われて走っている方もいたりして、それを煽る上司もいたりします
実は、このような背景には忙しさが付きまとって掃除は後で…片付けも後での代償がこのような現状を生む訳です
掃除していない床で滑って転び骨折したらどうするのか…
答えは簡単、掃除していないのが悪い!自業自得だ!といい丸め込む作戦をとるでしょう
こういう会社が今時あるかどうかはさておき…
基本的に安全は作業者だけで注意するのは限度があります
忙しさから手が回らないことも、事実としてあるワケです
安全第一を掲げる以上は、会社が責任を持ち安全管理者を設けて作業者と共に安全を構築していく以外にないのです
作業現場の広さにもよる
先ほどの内容には、一つの安全に作業しづらい環境も要因になっています
それが、作業スペースの広さ
作業場の敷地いっぱいに、増設に増設を重ねた機会が並んでいると狭さ故に掃除どころではありません
それどころか、通る場所まで失われる始末…
それは言い訳だ!と思う人は多いかもしれませんが
作業スペースが確保されている現場では、安全通路や定置管理が行き届いていて、何より作業導線がスムーズなことが目で取れます
設備を増設するのは、その会社の利益の為なのでするべきなのですが、並行して安全を確保できるような設備配置も必須になってきます
作業者が安全を意識すればいいではなくて、まずは作業者が安全に作業をこなせる配置作りが必須なのです
安全にはお金がかかる
実は、どの会社も安全に関することは、あまりお金をかけようとしません
理由は、一目瞭然で作業者が意識すればいいだけのことだからです
フェンスの話も設備配置の話も、設備以外にあまりお金をかけたくないのが真実です
それが大きな隔たりとなって、危険個所はむき出しになり表示だけで済まそうとしているのが見え隠れしています
例えば、回転体は巻き込まれないためにも全体を覆うカバーが必須です
カバーを取り付けたくても、加工費がかさむなどの理由で近づくな!というだけではありませんか?
過去に、管理人は、回転体に右手を巻き込まれた悲惨な現場を見たことがあります
今もなお、右手は動かすことができないでいるとか…
そうならないためにも、危険個所にはお金をかけてでも安全を構築しないといけないわけがあるのです
元安全管理者の管理人から言わしてもらうと、お金をかけれない安全は不安全行動そのものですよ
安全管理者がしなければいけないこと
色々お話してきましたが
安全に行動する為には、作業者だけでは無理があるやお金がかかる等のことを言ってきました
こういったお話は、ごくありふれた内容にしかすぎません
これからお話することは、安全管理者が作業現場の安全をどのようにして確保していかなければいけないかのお話になってきます
これから、安全管理者に指名された方は、ブレずに作業者の安全を確保できるように努めてかないといけませんよ
アナタに課せられた使命は、人命に直結する大事な仕事なのです
とはいっても、何をどうすればいいのでしょうか…
これからお話する内容は、管理人が安全管理者としていたころを元に経験として
なぜそうなるかの本質の追求・するな!は意味がない・安全は皆で作る
ことが非常に安全を構築するにあたり大切なことです
なぜを追求
安全管理者というと、企業によっても考え方は違います
その現場の管理職である係長や課長が安全管理者となるケースもあれば、安全を組織として盛り込み安全課や保安課などの部署の長が任命されることがあります
しかし、することは同じことです
安全管理者が、安全を考える時にしなければいけないことは、その物事の本質を知ることです
本質から外れて対策してしまうと、同じことが繰り返される可能性が高くなります
その、本質を理解し元を改善することにより安全は保たれるのです
実は、この内容は難しい内容でもあります
なぜそれが起きたのかの、なぜを追求し最後に行きついたところを改善する方法になってきます
それには、なぜなぜ分析法が非常に役立ちます
実際になぜなぜ分析を行い、たどり着いた内容はお金がかかる内容とは裏腹に、簡単に改善できたこともありました
このなぜなぜ分析に関することはたくさんの本が出ていますので参考にすると、本質の味方が理解できますよ
するな!よりできない工夫を
よく、危ないからするな!という言葉をよく聞きます
なぜしてしまうのか…それは人間だからです
めんどくさいことは、特に嫌うのが人です
最短で動ければ、その分時間にも余裕ができて作業がしやすいからです
こういった場合では、するな!は逆効果です
基本的には、できない工夫が必要になってきます
先ほどの回転体の話になりますが、危険と分かっていても近づき怪我をした事実には変わりありません
それを危険と分かっているからこそ近づけない工夫や、回転体に触れない工夫が必要になってきます
回転体を覆うカバーの設置、回転体付近に非常停止装置の構築、点検口の設置などと同時に作業者の教育などです
特に作業者の教育には、回転体の怖さを知らない方も多いです
なぜ、触れたらだめなのかという教育はしっかりとするべき項目の一つです
言葉だけでは、理解していない人は止められないことは十分理解するべきです
安全は皆で作るもの
安全管理者だからと言って、全てを一人で請け負う必要は全くありません
なぜならば、現場は現場の方にしてもらわないと意味がないからです
安全管理者が現場で陣頭指揮することはなく、基本的に現場主体でどうすればいいのかの話し合いの場を設けて理解しあうのが本質ではないでしょうか
もし、アナタが実際に現場で作業していた時に、安全管理者がしているから現場は関係ないと思う方も実際にいます
それが、誰かがしてくれるから関係ないという心情で人間だからなのです
基本的には、なぜなぜ分析自体も現場でして現場で判断してもらい、最終的に判断するのが安全管理者の順序が現場を安全にしていくことなのです
ただし、安全管理者は全てのことを把握し、お金をかけて構築するかもアナタの仕事であり、正しいかどうかをジャッジしなければいけませんよ
新設備を入れる場合でも、計画が浮上したときに安全管理者が安全に関する事項をまとめて盛り込むようにしないといけません
設備が稼働してからではできない部分の多くありますからね
安全は、皆で作るものです
アナタだけがしていては安全も意味がないですよ
安全管理者に指名されたら…
安全管理者は、その仕事柄、多くの問題に直面します
とにかく人命優先しないといけません
俗に言う、安全は何よりも最優先だからです
しかし、現場の方は、その意味を理解するまでに時間がかかります
なぜなら、製品を多くとらなければいけない事実があるからでして、中には安全ばかりだと現場が回らないと唱える方も多いのが現状です
この状態をほおっておくと、冒頭にもあるように、作業者が安全を守っていればいいだけの事態になり、危険を分かっていてほったらかしにしたことになってきます
安全管理者に指名されたら、まずは現場の意見をよく聞き定期的な現場長との話し合いをするようにしましょう
人の命は、アナタに預けられたのです
理解されにくい仕事なので、辛さはにじみ出るかもしれませんがアナタにしかできない仕事なのですよ
最後に
安全第一はどの会社でもあります
安全でない会社でも、安全第一です
それには、安全にできない社風と、現場の状態がそうしています
これを改善していくのは、厳しい内容になってくるでしょう
しかし、怪我をしてからでは遅いのです、腕が動かなければ一生物なのです
元安全管理者の管理人が、今の会社の安全をつかさどる方に一言申します
従業員を守ってあげてください
アナタを含めてかけがえのない部下は、アナタの会社を支えてくれているわけですから
May a bright future fall on you!(明るい未来がアナタに降り注ぐように)