どうも、ミドル転職ゴン太さんです
40代で転職をする際に、同じ職種で経験を生かせる転職先があればとてお有難いのですが、中々そういうわけにはいきません
見つからなければ未経験職種を考えて職探しをするわけなのですが
ここで考えたいことは、その職種が自分にとって大きなプラスになるかや、どこに行っても需要がある職種なのかが最大のポイントになってきます
まだまだ働き盛りの40代、体力も余っている状況で目を光らせたい職種があるワケで
それが、消防設備士という職種です
実は、結構狙い目な職種で、どこの地域に行っても必ずある職種で、かつ人手不足な状況な訳で40代で体を使った未経験職種を探している方には見てほしい求人になります
消防設備士は需要が高く人手不足な業界
消防士という職は国家公務員で難しい試験をクリアし、屈強な体で世の中に絶対に必要な職ですが
今回の消防設備士は消防士とは全く違います
消防に必要な設備である火災報知器や消火器を専属で点検する職種で、法律に基づいた点検手法と装置に異常の有無を点検し報告するのが消防設備士です
火災報知器や消火器は、どの会社や施設でも当たり前のように備わっていますが、これらは法律で定期的に点検と交換をしなければいけません
又、個人が勝手に点検や交換できるわけでなく、その点検業務ができる資格を持つ者、それが消防設備士な訳です
日本には、火災報知機や消火器を設置した会社や施設はたくさんあります
その為、需要が尽きることはなく景気に左右されることが少ない業種とも言えます
又、この職種の認知は低いのが現状で、人員不足に陥っているところも少なくないわけなのです
40代男性に特にお勧め
この消防設備士は若い方にもお勧めなのですが、とくにお勧めしたい年齢が40代の方です
お勧めする理由は2つあります
1つ目が社会人的マナーと経験で、2つ目が年齢層が高いことです
社会人的マナー・経験
実は、この職種はとにかく色々な場所に行きます
工場であったり、ホテルであったり、病院であったり
その色々な行先の中で、ある程度の社会的マナーとある程度の理解が必要になってきます
特に病院であれば、気を付けないといけないところもあるワケです
今までの色々な経験をしてきた40代の方であれば、スムーズな対応ができる方も多い訳ですが、若い方ではどうしていいか分からないということもあるのがお勧めの一つ目のポイント
年齢層が高い
この消防設備士は先ほどの理由から、若い方には不向きな職とも言われています
若い方が色々なギャップで仕事愛内容がついてこれないということもあるようです
そうなると、必然的に集まるメンバーと言えばミドル層の方が多いのが今の消防設備士の現状とも言われます
仕事の内容は、決して楽な職ではありません
ある程度肝が据わっていないとできない仕事でもあるワケです
色々な経験をしてきた40代の方にとって有利な面でもあるのではないでしょうか
国家資格を取得すれば一生安泰
この消防設備士は国家資格を有します
工場や施設の消防設備の点検・整備をする国家資格で甲種・乙種に分かれています
簡単に言えば甲種は、消防設備の点検・整備のほか設置・交換作業も行い、乙種は消防設備の点検・整備のみを行います
甲乙の種類だけでも数種類に部類されますが、これら全て国家資格となり、持っていればかなり重宝される人材になることは間違いないでしょう
何気ないところにある火災報知機や消火器は、誤作動は許されない品物ばかりです
よって、点検者も設置者も誰でもいいわけでなく、その道のエキスパートである国家資格を有した者だけができる仕事なのです
建物がある限り、職が無くなることはあり得ないとまで言われるほどで
中には、個人事業主としてギャラ制の消防設備士をしている方もいるほどです
最近では、芸人さんが消防設備士をしていたことが話題となっていて、本も出版されているほどです
消防設備士の仕事内容とは
点検と報告の義務がある消防設備士の仕事内容を細かくお話していきましょう
基本的な考えは、建物にある消防設備の点検になりますが
類別に見ると消防設備にはたくさんの設備があります
類 | 消防用設備 |
特類 | 特殊消防用設備等 |
第1類 | 屋内消火栓設備、屋外消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備 |
第2類 | 泡消火設備 |
第3類 | 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備 |
第4類 | 自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備 |
第5類 | 金属製避難はしご、救助袋、緩降機 |
第6類 | 消火器 |
第7類 | 漏電火災警報器 |
少しかみ砕いて、消火器等・自動火災報知機等・スプリンクラー設備等・避難梯子等・発電機に分けてお話していきましょう
消火器等
皆さんおなじみの消火器も消防設備士の大切な点検業務です
消火器と言っても様々な仕様があり、普通・油・電気火災に順応できるABC粉末消火器・泡消火器・二酸化炭素消火器など使用用途に応じて消火器は設置されています
その消火器の圧力の点検や有効期限の確認や交換、場合により内部消火剤の交換も消防設備士の仕事となります
消火器の場所を把握するために設置場所と製造NOが記されている用紙や図面を主体に点検しますが
特に大きな工場であれば消火器の数も膨大ですし、用途ごとに消火器も設置されているので、点検以上に探すことで半日かかる場合もあります
自動火災報知機等
建物には熱感知器・煙感知器・炎感知器・複合感知器が用途に合った機器を各部屋ごとと面積ごとに設置されています
これらの感知器に反応があった場合に自動火災報知機が作動して”火事です 火事です”とサイレンが鳴る仕組みになっています
自動火災報知機はメインとなる場所(事務所など)に設置されていて、サイレンと同時に消防に通報できる仕様もあるワケです
これらの感知器と火災報知器・消防火災通知器を点検するわけですが、作動状況を確認する為テストモードで一つ一つの感知器を熱源や煙源の機材を持ち点検していきます
感知したら火災報知機に記されるので正常な作動と見受けられます
工場ではこの感知器は膨大にあり、これらを一つづつ確認するのも消防設備士の仕事になるのです
消防設備士の現場仕事で一番時間がかかるのがこの確認点検で、工場の場合従業員がいない土日などに依頼が来ることがあるので、土日出勤があったりするわけです
スプリンクラー設備等
スプリンクラー以外にも色々ある設備ですが
スプリンクラーを例として作業をあげると
スプリンクラーを作動させて、直接水を出すわけにはいきません
その為、大元のポンプが工場や施設には備わっています
そのポンプが正常に稼働するかをポンプのバルブの操作と共に正常に稼働するかを確認していきます
実際に、ポンプ稼働と圧力確認と警報確認に分かれて確認するので、点検業務では無線機は手放せないのです
又、水関係で言えばマンションやアパート・学校では消火用ホースが備わっていますが、それも点検項目に入っています
ホースの耐久状況や、使用期限を確認し実際に放水させてみて稼働が正常化どうかを点検します
設備が色々入っている施設では、この確認だけでも時間を要することがあります
避難梯子等
ビルや施設には緊急脱出用として避難梯子や救助袋、緩降機がありますが、定期的にこれらを実際に使用して点検をします
マンションやアパートなどでは避難梯子を住民の協力のもとに実際に階上から階下まで下りて梯子の異常の有無を実際に見ていきます
梯子に物が置かれていたり、物が置いてあり下りれなかったりすることもあり住民を気を使いながら接することが要求されます
救助袋など、実際に組み立てて滑り降りるなど使用に問題はないかなどを確認する業務も出てきます
発電機
ディーゼル式発電機は、火災により停電になっても消火設備が稼働できるように発電機設置は義務付けられています
この発電機を実際に稼働させて、燃料の状況や発電量を記録をします
大半が屋外に設置されているので、雨や雪の日は作業がしにくかったりします
色々な場所に行けるのだが…
常にクリーンな環境とは限りません
中には、廃校や廃ビルと言った場所も、火災報知器が作動しているのであれば点検業務を遂行しなければいけません
管理人は一時期消防設備士を目指していたのですが、中でもヤバイと思った場所やこんな場所の裏側も見れるといった内容を少しご紹介しましょう
少しヤバ目な廃校・廃ビル
やばいと思った場所が、廃校や廃ビルです
特に廃校は、人の手が入らない状態で放置されているので、木材がある場所はは腐り果てています
床がところどころ抜け落ちていて一歩先が怖い状況もありました
昼間なのでいいですが、夜であれば間違いなく拒否していますよ
消防設備自体も古いものが多く、作動しない物もたくさん出てきます
そうなると報告書作りが大変な訳です
裏側が見れるかも
施設の一つにホテルがあります
中でもラブホテルの点検業務は緊張します
事が終わったお客さんがいつ出てくるか、部屋をすぐ利用する人がいきなり来ることもあります
ムード漂うホテル内で、作業着を着た人がいたら台無しになるわけですから、いちいち隠れなければいけません
その指示役をしたことがあるのですが、複数のモニターを見ながら無線で指示をするのですが、そのカメラの量と利用する人が多いのは正直脅かされました
さすがに部屋にカメラはなかったですけどね
法律がかわらない限り安泰な仕事
消防設備士の仕事内容を簡単ですが、お話しましたが
実際には、色々な現場を1日2~3件のペースで少数で行動するパターンと、大きな工場では複数人と他会社や個人事業主と連携して点検業務にあたったりします
一人ですべてをこなすわけでなく、スケジュールを元にどこを点検するかを決めて人数を決めて行動するので、作業的には分かりやすい業種ではないでしょうか
又、作業自体も難しい作業内容ではないので40代の方でも体力があればやりがいを感じる仕事でもあります
ただ、たくさんの施設などと契約している場合も多いので、入社してから施設の場所や設備の場所に慣れるまではしばらくかかるのが難点だったりします
代休取得できる人員が確保できる職場を選ぼう
この消防設備士の仕事は土日出勤が多いです
工場の都合や、施設の都合が大きく関係してくるわけですが
基本的に消防設備士として働くのであれば、代休取得が容易にできるかを必ず面接などで聞くようにしましょう
特に人手不足の会社などは、休みがままならない状況があると聞きます
実際に、この職を見つけて条件に合うかどうかを見極めるには一人では探しづらい状況でもあります
そこで、40代で消防設備士として無難にスタートアップできるように必要になるのが転職のサポートで、エージェントの活用になってきます
・リクルートエージェント
申し込むと、エージェントから通話で1時間ほど(テレビ通話も可能)電話で話し様々なレクチャーを受けることができます
その職種への不安についても、色々聞いてもらえたりしたので迷う部分は少なかった印象です
エージェントの方もお若い方ですが、転職のプロである印象の方が強かったです
きっと、アナタの為に真意に向き合ってくれますよ
最後に
40代転職者が求人を見てため息をつく瞬間は気分が落ち込みますね
いい職がないものか…お色々考えてしまうのですが
まさにこれからのお勧めの職ともいえるのが、消防設備士です
体力的には、少しハードな職種になりますが
法律が改正されない限り、一生あり続ける仕事でリストラや早期退職を募られた方の不安から解放される職なのは間違いないでしょう
国家資格を取り5年以上の経験があれば、消防設備士として個人事業主となることも可能な職です
もし、興味があれば転職エージェントに連絡してみましょう
May a bright future fall on you!(明るい未来がアナタに降り注ぐように)